Google AutoDrawで体験する機械学習アルゴリズムの未来
週1回更新です。
コンテンツ イズ キング とはよく言ったもので、
更新の難しさを日々噛み締めながら1週間過ごしておりました。
ネタは上がっているので、随時更新していきます。
先日、GoogleさんよりAutoDrawという
WEBアプリがリリースされ、色々調べてみたら、どこかのサイトで
“下手な絵でもプロ並みにキレイになる”という
手垢がドロッDrawにつきまくったベタなキャッチコピーを拝見して、少しざわつきました。
ついに人類から芸術を奪うのか と。
絵というものは、何も機械学習して、それっぽく描いてほしいわけじゃない。
個性が出るからこそ、にじみ出る哀愁というものがあるはずだ。
でも、仕事で便利に使えるとか、未来を感じるお絵かきなら少しは試したいとも思い、
早速AutoDrawを使ってみました。
(きっと営業資料とかにイラストを入れることができ、オリジナル資料が完成すると期待して)
使い方はすごく簡単で、白いキャンパスに好きな絵を描いていくと、
白いキャンパスの上にある灰色部分に絵の候補が出てきます。
ものすごくシンプルなUIなので、特に説明もなくすんなり使えると思います。
ということで、描いてみました。
何を描くかすっごく迷ったけど、
やはり日本人なので、まずは自分の好きな日本人を。
新渡戸稲造さん
Wikipediaより
5,000円札にも描かれて、武士道を世界に広めた日本を代表する世界の架け橋になった偉人。
ぼくも武士道は好きで、ちょこちょこと読みます。
このお札の右の方です。
AutoDrawはカーソルで描くので表現が若干難しいですが、だいたいこんな感じ。
ここから、Googleさんの機械学習アルゴリズムをフル活用して、スタイリッシュに変換した画像がこちら。
たぶん、これ、コアラ。
新渡戸コアラ。
ちょっと心折れるよね。
Googleさんはアメリカの企業だから、日本の偉人までカバーしきれていなかったのかもしれない。
AIの予測変換に新渡戸稲造さんは入っていなかったのかもしれない。
ということで、外国人の偉人を描いてみました。
フランシスコ・ザビエルさん
Wikipediaより
外国人の偉人と言ったら、真っ先にザビエルさんが思いつきました。
色々と印象的な方ですので、今回はザビエルさんを描きます。
ご尊顔だけを描くとこんな感じ。
だいぶ寄せれていると思う。
目元と髪型はだいぶ寄せているはず。
見方によっては髪型がシャンプーヘッドに見えなくもないが。
とりあえず、現代の申し子に祈りを込めて変換してみた。
ん?
目も鼻も描いたよね?
きっと機械学習アルゴリズムにも落ち度があるのだとネガティブシンキングしながら他の候補を見ていくと
いや、似てるの目元だけだよ。
コアラといい熊といい、せめて人類にしてよ。
何のために外国人の偉人を選定したんだよ。
これは画力関係なく、きっとAIの進化にまだ伸びしろがあることを示唆しているはず。
結論、Google AutoDrawは現時点では営業資料に取り入れることはできず、
人類から芸術はまだ奪われないと思っております。
余談ですが、フランシスコ・ザビエルさんの手と毛が生えた心臓ビームと十字架も描いてました。
しかし残念ながら、絵の予測変換すらされず...
ザビエルさんの全身ともなると、AIも追いつかないのか...