WEB

みなさま、お世話になっております。
健康のために禁酒をしたら、健康以上に大切な何かを失いかけた、ぼくです。

今年のアドベントカレンダーの小話は「飲酒」で進めようと思いますので、ぜひ、こちらの記事もお読みくださいませ。


今回のテーマは、ウェブ業界にいる人にはド定番の質問かもです。副業だけでなく、ウェブ業界(特にマーケ)にジョインすることについて書いてみようと思います。ジョインって、一度言ってみたかったんです。(どない?)

別の業界にいる人がウェブをやりたいということには賛成ですので、そこをバスっと切るようなことはしません。ただそうではなくて、ウェブにキラキラした感じの印象が先行している方もいるはずなんで、ちゃんと良いとこ悪いとこを伝えていこうと思います。

イメージとしては、シャンクスがルフィを海に連れて行かなかったときのような気持ちです。
以下、「巻き髪のフタンクス」がお送りします。

そもそもウェブの定義は?

デザイナー、コーダー、マーケッターでは職種が違います。
「えっ、ホームページ作れなくても独立できるんですか??」と言われても、独立できるのです。未経験の方が思っている以上にこの業界は職種が細分化しています。
まずはウェブって何かを定義するのが良きかと思います。

今の仕事はそこそこに、早めにウェブの業界に入ってみたい

今の仕事も続けてください。
もしかしたら、ウェブ系にも役立つかもしれないので。
ウェブにどっぷりのキャリアも良いと思いますが、他の仕事を経験してからウェブに来るのも良きだと思います。
アパレルの人であれば、アパレルでの接客経験をネットでの接客経験に活かすこともできますし、不動産屋の人であれば、ネットで獲得するリードの質の重要性は理解できるはずです。
結局、主戦場がオフラインからオンラインに変わっただけであって、顧客はどちらも行き来していることが多いです。
ですので、今の仕事が悪いわけではなくて、仕事の根本の部分は変わらないのです。

あと、現場の苦労を知っておくのが一番良いのです。

将来フリーランスで働きたい

その志、応援します。
しかし、フリーランスが全てではないのです。なので、フリーランスをゴールにしなくても副業でやるとかでもありだと思います。そもそも、フリーランスにあこがれを抱きすぎている世の中なのでは?とも思いますので。
フリーランスにはいつでもなれますが、会社員は今しかできないかもしれません。それに、フリーランスも甘いものではないのです...

ウェブ系ならできるのでは?と思っています

いやまあそれはそうなんですが、何かと大変で疲れるのがこの業界なのです。
たしかに空いた時間で始められるかもしれませんが、PC1台で月収100万なんて、そんな甘い世界ではないのです。
在宅最高や。みたいなことも言われるかもしれませんが、それはそうだとしても、たまにはクライアントさんと会ったほうが良いのですわよ。

どれくらいでウェブってマスターできるの?

頑張ってください。

なんでふたむらさんはウェブやってるんですか?

意外と答えにくい質問ですが、クライアントさんへの結果がついてきた時の喜びとクライアントさんが喜んでくださる姿、あとは自分が嫌いではない分野だからでしょうか。
ウェブがめっちゃ得意かと言われたらたぶんそこはまた別問題かなあと思いますが、でも、GA見たりするのは好きですし、ウェブやってたら経営の大事な部分に携われるので、ウェブの仕事の守備範囲の広さが好きです。

アクセス解析ってなんですか?

意外と難問。
アドベントカレンダーには重鎮が多いので答えるには汗汗していますが、自分なりの回答をするのであれば、集客や採用に関わる部分で集まるオンライン、オフラインの数字を分析して経営に役立てるという感じでしょうか。東京と地方でやっていることは若干違うような気もしますが、根本としては、広告に集まるデータから経営に役立つ提案をする。って感じです。

どんな人が向いていますか?

クライアントの喜びが自分の喜びになる人や最新トレンドを追える人。あとはインターネットへの興味でしょうか。結局このお仕事ってインターネットというプラットフォーム?インフラ?の上に成り立っているビジネスでして、最初はやっぱりネットへの抵抗感がないほうが入りが早いと思うのです。
もちろんこのご時世にオンライン/オフラインなど片側のみでユーザーの行動が終わらなくなっているご時世なので、ネットが全てとは言いません。ネットは一つの手段であって、集客全般について幅広い視点で考えられる人が良いのかなあとも感じました。

わたしでもできるんでしょうか?

かつて勤めていた会社にチャンプさんというボクシングでなんかのチャンピオンになった?怖い人がいまして、こういった怖い人は例に漏れず営業強すぎなんですが、チャンプさんと初めて会った時に「いいか、努力したけど結果が出なかった。ってのはおめえの努力が足んねえだけだよ」と言われたので、この言葉でもって回答とさせてください。

どれくらい稼げるんでしょうか?

他の業界へ行くことをおすすめします。

わたしでも年収1,000万稼げるのでしょうか?

知らんがな。

ウェブ系の人って、スタバでPC開いている人ですか?

某神はコメダか地場の喫茶店です。(たぶん)

クリエイティブなお仕事ですよね?

マーケの経験しかないのでわかりませんが、たぶんクリエイティブだとは思います。
しかし、毎日毎日「わたくし、クリエイティブですわよ」みたいな気持ちでは仕事してないです。そんな高貴なプライドというかクリエイティブ気質というかそういうあれではないです。自分のプライドなんか捨てて、相手を仕事の中心に置き、相手にとって良きことを考えていく必要があるかと思います。

マーケで言ったら、これ誰がいつ気づいてくれるんだよ...みたいな地道な仕事を日々やるしかないのです。それをクリエイティブと呼ぶなら、ぼくの仕事はクリエイティブ。

ふたむらさん、髪がクリエイティブですね。

誰がうまいこと言えと?

ここからは路線を変えて最近おもったことを。

ウェブ業界が他の業界よりも入りやすいと思う理由

1.学校や勉強会がある

未経験者が学べる機会があるのも大きいと思います。なんだかんだでそういった教育機関(?)があるからこそ、業界への新規参入者が増えてくれるわけで、キャリアのスタートは非常に切りやすい業界だと思います。

2.インハウスマーケッターという選択肢

これはウェブ業界と言えるかわかりませんが、広義の捉え方をするならば、インハウスマーケッターもウェブ業界に片足突っ込んでいると思います。
何も代理店に勤めることがウェブ業界とは言えないと思うのです。

インハウスマーケッターは代理店(支援側)にいる人よりも1社集中で酸いも甘いも知れるわけで、非常に貴重なキャリアだと思うのです。
いま勤めている企業のSNS担当から始めるのも手だと思いますし、制作会社とのやり取りからでもOKだと思います。そこでウェブに興味を持ったら、もっと深く知る機会はたくさんありますので、外部に学びに出れば良いだけだと思います。

3.割と皆様の身近にある存在

ウェブに触れない日ってないですもんね。ある意味交通系や住宅系よりも身近な業界ですよね。今後はもっともっとウェブ業界が盛り上がっていくと良いなあとしみじみしてます。

4.キラキラ輝いている

ぼくはこれに該当しないのですが、世間一般のウェブ系ってキラキラしてますよね。外から見たらきれいな世界だと思います。
服装だってオフィスカジュアル的な感じでやってますし、片手にコーヒー持ってそうですし。ビルには門番がいて入るのにいちいち大変そうですし。
仕事はめちゃくちゃ泥臭いのに、なぜかわかりませんがキラキラの印象です。たぶん難しい横文字とかが多いからでしょうか。ウェブ業界に入りやすい理由になるかわかりませんが、まあでもキラキラしてます。

元支援側にいた人がインハウスマーケッターになったケース

いまのわたくしのクライアントさんでインハウスマーケッターの求人広告を出した際に、デザイン、コーディング、営業を経験している若い女性から応募が来たんです。結論は、採用していま一緒に仕事しているのですが、マーケは未経験ながらもすごく貢献度が高いのです。
デザイン、コーディングの貢献はもちろんあれど、「自分が顧客だった時にどんな心情になるのか」という心情がぼくとほんとに似ていて、改めてマーケティングは顧客の感情抜きに考えられないのでは?と思ったケースでした。

スキルはあとから学べるけれども、相手の気持ちを考えるとかってスキルは自分の育ちとか過去の経験とかがあるのでできる限りまっすぐ?素直に?考えられる人と一緒にお仕事したいと思ったのでした。

わたしはコミュ力あるからマーケや営業できるかも!って話はちょっと違ってて、コミュ力=話す力・仲良くなる力という定義ではなく、ちゃんと相手に配慮したり、気持ちを汲み取ったりするスキルをコミュ力として使っていきたいのです。

結局、あなたの 10 years after

そう、10 years after なのです。08MS小隊なのです。自分の将来と向き合うことが大事なのです。

「自分のクリエイティビティを試したい」
「誰かの役に立つ仕事をしたい」
「今の職場から逃れたい」
理由は色々あると思いますが、ウェブは自分の将来のための手段であって、その選択肢はウェブじゃない可能性だってあるのです。

辛い部分があれどやってみたいなあと思われる方は、今の仕事×ウェブで何ができるか考えてみると良いです。
戦略系のお仕事している人は、ウェブを使った集客とかの戦略を考えてみる。
インスタとかブログとかに興味持っている人は、興味あるものを突き詰めてみる。
自分の個性やキャリア、趣味嗜好をもとに柔軟に仕事を検討できるのもこの業界の魅力の一つです。

けっして楽な業界ではないですが、それでもこのウェブ業界に興味を持って飛び込んで来られる方がいらっしゃいましたら、すごく嬉しいです。


WEB