Google アナリティクス

先日、名古屋のアンダーグラウンドである池田公園(栄4丁目)で占いバーを開業されている先生に占ってもらいましたら、
「Webのデータ分析、天職だよ!!!億万長者になれるよ!!!絶対に成功する!!!」と力強くお言葉を賜りました。
ものすごく嬉しい限りで、楽しいひとときを過ごすことができました。

先生の目の前の三千盛(日本酒)4合瓶は、豪快に空いており、占い終わったあとのぼくの職業は「Web デザイン」でした。
またお店に伺おうと思います。

さて、コロナ前に池田公園でご一緒させていただきましたながいさんが、「WEBやデータ分析に関する投稿をみんなでしてみよう Advent Calendar 2020」なるものを始められたとDMで知りましたので、18日目の記事を担当させていただきます。
ぼくの前後の記事は、こおりやまさんです。こちらが前日記事になるのですが、もう、こんな立派なことは書けないので、今年はおこたでぬくぬくします。


(参加者見て、本職の人たちやんけ…とつぶやいたぼくは、この業界のもぐりです)

初めに

何を書こうか迷っていましたが、森野さんのタイトルを見て爆笑しましたので、参考にさせていただきました。


たぶん来年になっても言っていることはタイトル通りだとは思いますが、違うとすれば、来年は31歳になっています。(駄文)

ということで、今日は、横文字の世界が似合わないぼくだからこそお届けできる、人間的な、あまりに人間的な、サンタもキリストも真っ青になるお話です。

Web業界だけで食っていけるのかわかりません

結論は、見出しのとおりです。
正確には「食べていけるのかもしれませんが、Web以外の仕事を求められることが増えたので、Webのことをもう一度考えたい」という印象です。

ぼくはインタネッツの海と天パの海を漂流する、迷える子羊なのですが、いくらインタネッツの海を漂流しても、この大海のゴールが見えません。

しかし、いち営業マンが20代後半で独立し、フリーでなんとか3年目に突入できたことから、たゆたえども沈まずと、偉そうに言ってもよいのでは?ともちょっぴり思っています。

では、沈まなければよいのか。
そうではありません。

最近の仕事

Web以外のことも(できるできないかは別にして)たくさんやっています。

クライアントさんに関わってくださる業者さんの選定、入社・協業したい人の面接、従業員のフォロー、顧客管理の検討、人員配置のご相談、経営会議の参加などなどです。別にその分野プロとして仕事しているわけではない(?)のですが、なぜかご相談いただきますし、そこの知見がないことを知りつつもとりあえず何か手伝ってよ。という感じのご相談いただき、大変ありがたきです。

30歳にもなり、世間一般の中間管理職なるものを少しわかり始めたような気もしますし、先日初めて「お祈りメール」なるものを送りましたので、何屋かと聞かれたら、ますます何屋かわかりません。

現場のお悩みは、まるでラジオ局のお便りのように日々、手元に届きます。
そんなドロッ泥の血塗られたお便りをいただく中、「いやあ、この前良さげなカスタムディメンション聞いたんで、良き良きの良きで設定しときますね~」と、言えませんでした。
Webの難しいことより、目の前で血ィ吹いてるこの現場、何とかしてよ。っていうのが本音なのかなあと思いました。

そりゃあ現場は大変ですもんね...
人が辞めるか辞めないかとか、日々のせめぎあいですもんね...
求人やってる社長さんが言っていたのは、一人採用するのに広告費60万かかるんだそうで。60万円あったら、超合金いっぱい買えますもんね。宇宙戦艦ヤマトとダイターン3とグレンラガンとガンバスターとバイカンフーの超合金が欲しいです。日輪の力を借りつつも気合と根性でパイルフォーメーションして、ぼくの人生に波動砲を打ちたいところです。

ともかく、世界を牛耳っている企業がゴーグルであろうが、日本の広告界を席巻しているのがホットペーパーであろうが、そんなのなんだって良いのです。
そんなことより、目先の、今日のことなのです。

Webだけでは難しいのでは?と思ったきっかけ

コロナとGoogle マイビジネスでしょうか。

コロナってなんなのか未だにわかりませんが、明らかに集客数が減っているのに対して広告や検索上位を獲得しても、人々の心理が来店や購入から離れたままだったら売上にはつながらないこともあります。実際に店舗型ビジネスの場合は厳しかったです。(ぼくのスキル不足なのかもしれませんが...)

外的要因が大きいケースで顧客の心理状況を変えるのは広告だけでは難しいと思っています。そのため一生懸命クライアントさんと策を練りながら、こういう施策なら問い合わせしてもらえるんじゃないか?とかって考えていました。

そうやって考えていった結果、手法の一つにオンライン化やテイクアウトがあると思っています。
テイクアウトならテイクアウトで、それを認知してもらうためにWebも有効かもしれませんが、もしかしたらチラシのが有効かもしれません。人通りが戻ってきたけど警戒している状況なら、看板でも良いかもしれません。色々と施策を考えていたら、Webが担える範囲は思ったより小さいこともあると感じました。

さらに、Google マイビジネス。というより、Google マイビジネスに紐づく口コミです。
クライアントさんによってまちまちですが、口コミが荒れる場合は荒れる荒れる。抜けた毛が6回転していたぼくの天パくらい、荒れる荒れる。てへっ。

明らかに悪意ある口コミをかき消そうと頑張って良い口コミを集めますが、そもそもそれ自体に現場が疲弊するので、悪意ある口コミの元を断つ必要があります。
でもその悪意ある口コミを実は元従業員が書いていたり(ポリシー違反)など、手が付けられない状態なんですよね。

じゃあどうすればよいのか?って話でいくと、まだ仮説段階ですが、今働いている従業員満足度の向上が現場の士気を上げてお客様満足度を上げ、結果、働きがいのある職場になる。
すると、変な口コミを投稿する人も減るので、巡り巡って集客に繋がるという不思議な循環になるのでは?
と考えました。
全部の悪質な口コミを回避することはできないと思いますが、それでも多少は減るだろうという見込みです。
(いま頑張って改善している案件がありますので、結果が出ると良いなあと心底思っています)

こちらは実際に経験しているケースですが、現場の士気が上がって売上がついてきたクライアントさんもいました。ですので、現場の士気も考えたりしつつ、Webで何がフォローできるのかなどを考えていきたいところです。

もちろん、その会社の本当の特徴や訴求すべきことが掲載されていない状況なら、ちゃんと練りに練って書くべきだと思います。主要導線とCV/MCVのページ改修等はすべきです。ローカルビジネスなら、店舗情報とかは必須ですよね。あとは、キャンペーン関係の告知。

ただ、それで完結するのではなく、よりインパクトの大きい部分に取り組むことが大事なのかなあという意見です。

まったくもって、Webを軽視しているわけではありません

むしろ、大事だと思っています。
Webが全てではないですが、Webでできることだっていっぱいあります。
だからこそ、Webでできること/できないことを素直にクライアントさんに伝えるべきだと思いますし、ここの線引は、我々側の経験値や日々の勉強が大事なのかと感じている次第です。

他の事例で上手くいったから今回もうまくいくだなんて、そんな簡単に行くわけではないですが、それでも経験則から来る絶対に塞がなきゃいけない穴みたいなものはあるはずです。

クライアントさんによくお話するのですが、Webって魔法ではないのです。
高額サイトにリニューアルすれば集客できるかもしれませんが、それが果たして、企業を根本から強くしていけるかどうかは別問題です。
最大瞬間風速も嬉しいけれど、自力をつけていける人になりたいなあと...

現状の何を解決するためにWebが必要なのかを考えると良いと思っています。

食べていくには少なくとも自分の軸足は置くべきです。
最初に仕事に対して信頼してもらうことが大事だと思っているので、これが得意だと言える分野は必要だと考えています。

ぼくはGoogle アナリティクスのレポートを見た時に、なんだかすごそう(語彙力)だと感じて勉強しました。
その結果、やっぱり面白かったし今も面白いと言えるわけでして、このあたりはまだまだWeb業界に疲れているとは言えないでしょう。ええ、言えないでしょう。

幸いWeb業界って、デザイン、コーディング、リスティング、SNS、解析など無数にあります。
選択肢が比較的多いはずなので、軸を作りたい分野を一つ見つけるのは容易かなあと。
それよりも、興味を持った分野に時間もお金も惜しまずに全力投資することが大事だと思います。

今後どうしたいの?

アクセス解析が好きなので、続けます。
小川さんのセミナーに通いながら、ぼっこぼこになって凹みながらも精進します。
東京の猛者と一緒に学びつつも自分のポジションと言うか、東京と名古屋の中間地点を模索しています。

でも、くどいほどお話している通り、解析だけじゃ売上に繋がりにくいことはわかっていますので、それ以外もやります。
これといって決めているわけではないですが、求められたらやります。
仕事は自分で決めるわけではなく、クライアントさんから求められたことを毎回毎回クオリティを上げて対応することで、自然と仕事になっていくと思っています。

仕事の範囲が広がったからといって「経営コンサルタント」とか仰々しい肩書などがほしいわけではなく、ただただ、クライアントさんの成果につなげたいだけです。
成果に繋がるのであれば、アクセス解析でも経営コンサルタントでもマーケッターでも何でも良いです。
そこに一切こだわりません。

かの有名な馬謖にはならず、泥臭く、現場第一主義で頑張りたいです。
ここ最近、今までより現場に近づいたからこそ、Webだけじゃうんともすんとも言わないことを知り始めた感じです。
森野さんが言われていらっしゃること、大事にしたいです。

ユーザーとコミュニケーションをとりながら何かをしている人なんてごく少数かと。接客なり商売なりの現場に行くだけでわかることはたくさんあるんですけどね。

まとめ

今まではWebのご依頼が多かったのですが、クライアントさんの中に入れば入るほど、Web以外の大事な面が見えてきて、Web以外の部分が少しずつ知れてきたからこそ、もう一度Webと向き合うことが大事だなあと思いました。

だからこそ、今回のタイトルである、Webだけで食べていけるかどうかがわからないというテーマでした。
Webは手段の一つであって、集客の方法は無数にあるし、もっと大きな点で見れば、Web以外にも課題解決の方法はたくさんあるんだなあとしみじみと感じた次第です。


そんな気持ちを胸に冬晴れを見上げたら、来週はクリスマス。
踊れる人は踊って、みんな大好きベリーメリークリスマス。


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